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僕がヤマハのボーカル講師を辞めた理由

更新日:

「なんでヤマハの講師を辞めちゃったんですかー?」って質問結構頂きます。
デリケートな問題だから適当に説明することも出来ず…

んで、毎回レッスン時間を食っちゃうものだから、今回はそのことについて書きたいと思います。

僕は2010年10月にヤマハポピュラーミュージックスクールのボーカル・ゴスペル講師になりました。それから2016年の12月までの約6年間お世話になりました。

ヤマハポピュラーミュージックスクールのいいところ

まず、はじめに僕はヤマハが大好きです。

高校生の時にヤマハでボーカルを習ってましたし、高校卒業後はヤマハ音楽院(今はもうない)に入学しました。

19歳の時にはヤマハの主催のイベントで全国大会まで出場して、それがメジャーデビューのきっかけにもなりました。

ヤマハ(楽器店)でバイトもしてました。

 

ピアノもヤマハを愛用してますし、スピーカーもヤマハです。
あとヤマハの調音パネルも大好きで、防音室に張り巡らしてます。

そんなお世話になりまくりのヤマハさんなのですが、ヤマハポピュラーミュージックスクールの僕が思ういいところを4つ程紹介します。

①講師試験のレベルが高い

ヤマハのボーカル講師になるためには試験があります。

その試験は他の大手音楽スクールの中でも1番難易度が高いと言われてます。

試験の内容を簡単に言うと、

  1. 課題曲(歌のみと・ピアノ弾き語りの計3曲)
  2. 自由曲(形態は自由で好きなやつを歌う)
  3. 初見視唱(楽譜を渡されてその場で読んで階名で歌う)
  4. 筆記(音楽理論やボーカルの知識)
  5. 面接

 

単に歌の上手さだけではなくトータル的な音楽力と人間性が問われるといった感じでしょうか。

そのため、なりたくてもなれない人も多いようです。

②講師になった後のフォローアップ研修が素晴らしい

フランチャイズ系の音楽スクールの場合、その地元で格安で雇える人材を確保し、ほんの数回の研修を行い終了というパターンが多いようです。
それが悪いというわけではなく、そうやって利益を上げていくという1つのビジネスモデルです。

ヤマハは年次毎に適切な研修が組まれていて回数が多く、新人講師のフォローがちゃんとしてあります。

 

そしてなによりも素晴らしいのが講師を指導する講師(指導スタッフ)の存在です。

何が素晴らしいって、それだけで何記事か書けちゃうので簡潔に述べますが、まずは音楽力、とにかく上手い!
全国は分かりませんが、少なくとも僕がお世話になった福岡の指導スタッフの方々のスキルは凄かったです。

あとは指導力!これは生徒さんに対してははもちろんですが、講師に対してもです。

頭がめちゃくちゃキレるので話が分かりやすいし、こっちの質問にも真意を見抜いて痒いところに手の届いた回答をしてくれるので毎回心地良かったのを覚えてます。

 

福岡の指導スタッフの方々には、今でも感謝と尊敬の念でいっぱいです。

③保険等の共済会のシステム

ヤマハの講師みんなで作る共済会というシステムがあり、病気や入院の時などの補償があります。

僕は毎月2000円を超えた分の医療費をヤマハが負担してくれるというチートなシステムにお世話になりまくりました(確か今は10,000円に引き上げられたような。)

④楽器店のスタジオを利用出来て、生徒募集・運営も行ってくれる

ヤマハポピュラーミュージックスクールのレッスンは、講師とヤマハ、楽器店(特約店)の3者の協力で実現しています。

ボイストレーナーとしてレッスンをしようとする際にまずはじめに起きる問題は会場でしょう。

その点、ヤマハの講師であれば立地が良く設備もちゃんとした場所でレッスンを行うことが出来ます。また生徒募集や運営も楽器店が行なってくれるので、その手の事務作業が苦手な方にはオススメです!

僕が方向性の違いを感じたところ

そんなに褒めるなら、なんで辞めたんじゃい!
さては自分の力を過信して、もっと儲けたいと思ったんやな!

ですよね。

多分何人かからはそんな風に思われてるかと…笑

 

大きな理由は3つです。

ヤマハが悪いと言うわけではなく単純に方向性の相違って感じです。

①生徒さんが負担するお金のこと

ヤマハのボーカルレッスンをはじめるには月謝と別に、入会金と教材費がかかります。

僕はこれが気になってました。
月謝だけで良くない?と。もちろんいろんな事務作業が必要なのは分かりますが、利益を減らしてでも月謝の中に含んじゃダメでしょうか?と。

 

あと、ヤマハは在籍年数が経つと1年ごとにテキストが変わり月謝が1000円上がるというシステム(テキストが1から3までの3段階)でした。
塾とかでもあるようなレベルが上がると、上のクラスになり金額も上がるというシステムです。

僕の考えは逆で、長くいる方生徒さん程安くしてあげたいと考えてました。

②グループレッスン

ヤマハには個人レッスンとグループレッスンがありますが、ヤマハ自体はグループレッスンを推奨しております。
そのためテキストや研修も、グループレッスンを前提に作られています。

僕は実際に個人レッスンとグループレッスンの二つを数年間行った結果、個人レッスンが自分のやりたい事だと分かりました。

簡単にどちらが優れてる・劣ってるではなく、それぞれに良さがあると思います。
僕は個人レッスンが自分の求める形でした。

③レッスン時間

ヤマハの個人レッスンのの時間は1コマ30分です。
前後の入れ替え、簡単な挨拶等も考えると実質27分くらいでしょうか。

僕にはこれが短すぎました。

 

発声はある程度バランスが整ってる人であっても最低20分間は欲しい。
そうなると残り7分。

よし、これから本題だ!って時にレッスンが終わってしまうのが歯痒くて。
感覚を練り込む時間がもっと欲しくて…

悩みに悩んで独立を決意

講師になりたての頃は研修の内容や、テキストを理解すること、ピアノを弾くことで精一杯でした。

しかし4年ほど経ってほとんどのことが消化でき、自分でコントロール出来るようになってきた頃から葛藤の日々が始まりました。

  • 自分が勉強すればする程「もっとこうした方が生徒さんにとっていいのではないか?」という工夫したい思い。
  • お世話になったヤマハを裏切ることは出来ない、最低10年はいるべきだという思い。

そんな葛藤の中約2年間を過ごして、結果独立することを決意しました。

 

引き継ぎや後任講師の問題、ヤマハ全体の発表会の問題などで多くの方にご迷惑をかけましたが、ヤマハの方、楽器店の方、他の講師の方々も快く送り出してくれました。

とゆーわけで僕はヤマハが大好きです。
楽器も教室もオススメです、あと多分バイクも!(乗ったことないけどw)

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