最近この歌にはまってます!
「ひょっこりひょうたん島」
今回はこちらの歌を分析(ベタ褒め)させて頂きたいと思います!
歌われてるのは、
ONE PIECEのルフィ役、ドラゴンボールのクリリン役、忍たま乱太郎のきり丸を演じている田中真弓さんです。

と言いたい。
録音した音にこんなに感情乗りませんて!
自分の声を録音してyoutubeにUPした方なら分かるかもしれませんが、
録音すると自分が思ってる何倍も感情が乗っておらず平坦に聞こえます。
まじ?これやりすぎじゃないの?
って思うくらい大げさにやらないと感情は録音した音に乗ってくれません。
それはいい機材で録音する程、顕著に現れます。
よし、今から冒険に行くぞー!
海賊王に俺はなる!的な気持ちにさせられる。
生ならまだ分かりますけど、録音した声がそれだけのパワーを秘めるって普通じゃない。
覇王色の覇気というか。

喉の筋肉の柔軟性が異常!
「え?そんなに凄い?ふつーに聞こえるけど。」
って思うかもしれませんけど、
いやいや、この喉は尋常じゃないです。
①前斜め上さんと、後ろさんの綱引き
特に0:45秒の「だけど ボクらはくじけない なくのはいやだ わらっちゃお」の部分とか鳥肌!
喉の外側が総動員で引っ張ってる中、前斜め上さんがその状態からもう一段引く。
めちゃくちゃ声帯がぴんと張られてるのに、柔軟性は失っておらず心地よく振動してる。
なのに!
「ちゃお」の部分で、おりゃっ!て更に後ろに引き返す芸当。
普通こんな「お」になりませんて。

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②ロングトーンの美しさ
そして、その後の「すすめ!」の「め」の部分。
お見事!

C5の音をこんなに声帯を閉じた上で緊張させずに保てますね…と。
しかもこれ結構な息が吹かれてるはず。
よく受け止められますな…w
普通このクオリティの声を作ろうと思ったらピッチが低くなるか、
ピッチはあたるけど硬い声になるかのどちらかに転ぶはず。
③ピッチがいい
それにしても、
こんなにぐわんぐわん喉の中の地声さんと裏声さんの配分変えてるのに、よくピッチが安定しますなと。
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0:26の「うー」とか通常であれば、触るようなピッチだと思うけど放置されてます。
そういうところが数カ所あるので、全体的にピッチ補正やEQ処理がほぼされてないスッピンの声でしょう。

機械に頼らず、地の力でこのボーカル力はすごいです。
声の鳴りがいい(倍音たっぷり)だと多少のピッチのズレって気にならないんですよね…
恐るべし。
人間的な部分
ディスるつもりなど毛頭ございませんが、
一応人間的な部分についても触れておきます。
差し替えがあってホッとした
②で触れた「すすめ!」は、1番〜3番の3回とも差し替えてると思います。
正直安心しました…

疲れてくれてホッとした
1番に比べて2番・3番の声が疲れて、がさっとした成分が増えてきます。
あと、録音時のマイクとボーカルの距離感もあるかもしれませんが、前半部より声が後ろに引っ込んでいきます。
これも正直安心しました…

と言っても、十分超人ですけどね。
なんども言いますが、僕だったらぶちんといってますわ。
まとめ
とゆーわけで、田中真弓さんの声を分析・勉強させて頂きました。
昔は分からなかったけど、今だから分かるこの凄さ。
途中、不適切な表現で不快な思いをされたファンの方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。
褒めてばかりだと真実味にかけるかな?と敢えて生意気にも触れさせて頂きました。
じゃないとこんな声作られないので。
そのことを一人でも多くの方に知って頂ければと思い、今回記事にさせて頂きました!

声は大事に大事に磨いていくと、人をワクワクさせたり、やる気にさせたりすることが出来るんでしょうね。
やっぱり声の持つ可能性とパワーは素晴らしいです。
改めて気付かされました。