
第二弾は声を揺らそう(その①)です!
前回の地声吸気がちょっと難しいのでは?と反省し、今回は難易度を下げました。
声を揺らす3つの効果
声を揺らすことは喉にめちゃくちゃいいです!
揺らすと言えばビブラートが有名ですね。ビブラートが歌の上手い人の一つの目安みたいなとこもありますし。
ただね、僕は声を揺らすってことは単なる表現力とは捉えてません。
僕は声を揺らすということは、表現力以外に3つの顔を持ってると思ってます。
- トレーニング効果UPのダンベル
- トレーニングが正しく行えてるかのチェックツール
- トレーニングで変な方向にいかない抑止剤

①トレーニング効果UPのダンベル
規則正しく揺らすって枷が付く事で、そのトレーニングの難易度が増します。
また揺らすバージョンを変えていくことでトレーニングの負荷を調整出来ますので、アイデア次第でシンプルな練習が何通りも発展できるのです!
堪んないですね!
②トレーニングが正しく行えてるかのチェックツール
ちょっと難しい言い方します。
なんのストレスもなくしっかり揺れをコントロール出来た場合、
- その時の音程
- その時の言葉
- その時の音色
- その時の音量
「上記の4つの状況下の中では発声のバランスはいいですよ。」が証明されます!

意味分かりにくいですよね…?
う〜ん。
乱暴な言い方すると、
- 問題なく揺らせる=発声Good
- 揺らせるが怪しい=発声やや怪しい
- 揺らせない=怪しい
かな!

③トレーニングで変な方向にいかない抑止剤
真っ直ぐ声出すより揺らしてあげる方が力みにいくいです。
「カッチカチやぞ!」
の腕はしなやかに揺れないことは想像つきませんか?
喉も同じです。

トレーニングの時間
さぁ、ボイストレーニングのお時間です!
3つの効能を知ってもらったとこで、声揺らしてみましょー
地声の声揺らし(4種類×2パターン)
ガイドの感じを真似て揺らしまくってください!
前半が男性用、後半が女性用の平均的に出しやすい部分をイメージしてます。
出しやすい方をやって頂ければ大丈夫です。

声が固くなりすぎるのを防ぎたい目的と、揺らしやすいという意味合いでチョイスしました。
慣れてきたら色んな母音を使ってみてください。
レッスン① (難易度★)
大きく揺らしましょう!
テンポ80・8分音符・A3
テンポ80・8分音符・D4
ポイント
「ひ」は歯と歯の隙間が狭くなり過ぎないよう気を付けてください。
上の歯と下の歯の間が指一本くらい開いてると嬉しいです。
レッスン②(難易度★★)
先ほどより数を増やしてみましょう!
テンポ80・8分音符・A3
テンポ80・8分音符・D4
レッスン③(難易度★★★)
スピード上げて細かく揺らしましょう!
テンポ120・8分音符・A3
テンポ120・8分音符・D4
レッスン④(難易度★★★★)
先ほどより数を増やしてみましょう!
テンポ120・8分音符・A3
テンポ120・8分音符・D4
ポイント
大事なことは自分がやりやすい振幅やテンポ感でやらず、しっかり真似をすること。
出来ないことを出来るようにすることがトレーニングですからねー
裏声の声揺らし(4種類)
基本的には地声の時と同じです。
こちらは男女共に同じ音でいきましょう。

本来はA4あたりの音を使いたいのですが、色んな方が行うことを想定して安全圏にしますね。
レッスン⑤(難易度★★)
大きく揺らしましょう!
テンポ80・8分音符・G4
レッスン⑥(難易度★★★)
先ほどより数を増やしてみましょう!
テンポ80・8分音符・G4
レッスン⑦(難易度★★★★)
スピード上げて細かく揺らしましょう!
テンポ120・8分音符・G4
レッスン⑧(難易度★★★★★)
先ほどより数を増やしてみましょう!
テンポ120・8分音符・G4
ポイント
裏声の方が地声より揺らしにくいのではないでしょうか?
そもそも裏声が息っぽくてヘロヘロの場合は揺らす前にやることがあるので、無理に挑戦しなくて大丈夫です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
上手くいくと声を揺らすのって気持ちがいいですよね〜
ビブラートはこれのもっと早いバージョンってとらえてもらっていいので、今回のがビブラートの卵みたいなものです。

今後色んなパターンを追加していく予定です、また次回は違うタイプの揺れに挑戦しましょう!