先日、生徒さんから
Eさん
先生!音楽で食べていくって大変ですか?最初は何からはじめたんですか?
って聞かれました。

偉そうに語るなど恐縮ですが
「あ、そーゆーのもあるのね。」と、
誰かの参考になればという思いで、僕が、音楽(歌)で食べていく駆け出しの頃について書きたいと思います。
僕が経験した歌う仕事
24歳くらいだったかな?ビクターというレコード会社との契約が切れました。
正確に言うと配信で先にデビューし、これから盤(CD)を出しますよーってタイミングで話が流れました。
理由は、
- 音楽業界の不況もあり、僕が所属するバンドを担当してくださっていたディレクターさんが会社を辞めることになったこと。
- 僕がちゃんと曲を書かず甘えていたこと。
ま、簡単に言うと自業自得です!笑
今思うと良いことでした。
僕は自分の承認欲求を満たしたいがためにメジャーデビューがしたかった。
そんな自我が強すぎる状態で上手くいくわけなかったので。
とにかく未熟でした。
その後しばらくは、音楽に疲れてたのもありダラダラと過ごしてました。
そんな時、ヤマハのボーカル講師を募集してるという話を知りました。

①ボイストレーナーの仕事
とゆーわけで、まずはボイストレーナーのお仕事です。
ボイストレーナーという仕事は完全歩合制です。
生徒さんがいっぱいいれば収入は安定しますが、少なければ決して食べてはいけません。
僕は幸いにも前任の先生からの引き継ぎで、最初から5、6名の生徒さんがいました。
勿論、そんな収入では食べていくことは出来ないため他の仕事を探しましたー

②サポートの仕事
レッスン前後のあいた時間でサポートの仕事をしていました〜
Ⅰ カラオケのガイドボーカル
当時僕がやっていたのは、携帯のカラオケアプリのガイドボーカルの仕事です。
確か1曲3000円くらいだったような。
なかなか大変でした〜
本人の歌い方の真似しないと、納品しても録り直しで中々OKが出なかったので。
でも、これのお陰でボーカル力が鍛えられました。
Ⅱ 仮歌ボーカルの仕事
仮歌ってのは作曲家が作ったメロディをとりあえず仮で歌う仕事です。
金額は曲の長さや依頼内容になってピンキリでした。
当時は同じく3000円〜って感じだったかな。
興味のある方もいるかと思いますので、まとめてみました〜

この頃に出会った方々との繋がりで、タッキー&翼のバックコーラスや、嵐の仮歌、LDHのアーティストの仮歌等を担当させてもらいました!
有難いことに依頼が殺到していたので、ガイドボーカルと合わせて週に10曲以上は録ってたかな。
Ⅲ サポートミュージシャンの仕事
ライブでバックコーラスやギターを弾く仕事もしてました〜
ただ、僕が住む宮崎は地方も地方なものでこの手の仕事はそもそも少ないです。
そう考えると地方在住者はPCに強くないと大変でしょうね〜

③演奏の仕事
イベントやお店に呼ばれて演奏するってお仕事です〜
ただ僕はこの仕事が苦手な部類だったので、ちらほら請けるって感じでした。
演奏がどうこうではなく、僕の性質に問題があり…

簡単に言うと営業力かな?
④聖歌隊として結婚式で歌う仕事
土日はバシッとスーツ着て、結婚式で歌を歌う聖歌隊の仕事をしてました。
賛美歌です。
楽譜が読めないという点で苦労しましたけど、楽しかったです!
新郎、新婦や新婦のお父さんが入場する際に生歌をBGMにするって感じなんですよ。
だから、歩く速度を見ながらリアルタイムでテンポを変えながら歌うんですが…

まとめ
あと、歌には関係してませんがローディーとか、PAとか、イベントの司会もやりましたねー
全てが今に役立ってます!
正直それぞれの仕事のギャラはめちゃくちゃ安かったです笑
時間で考えたらコンビニでバイトした方が稼げてました。

「あれ、俺カッコよくね?」とか思ってました。
結論、やっぱ好きなことを仕事にするのが一番ですね!