ライブ・発表会が近くなると、
「歌詞を間違えたらどうしよう」
「歌詞を忘れるのが怖いです」
って声をよく聞きます。
すごくよく分かります。
考え方は人それぞれなので「大丈夫だよ」って言葉はちょっと無責任な気がするので、
僕なりの対処方法を提案しておきますね。
良かったら参考にどうぞ。
大事なのは「歌詞を間違えた後」
間違える、
間違えない、
これに関しては未来のことなので何とも言えません。
大事なことは
「間違えた後に、どう振る舞うか?」
一番まずいのは、
1箇所の歌詞の間違いに動揺して、それを引きずることです。
動揺すると、
それに引っ張られて次々とミスが続きます。
前半の一部分だけで済まず曲全体、ライブ全体が壊れてしまいます。
バンドの場合によくあるのが、
一人のミスが他のメンバーのミスを誘発してしまい、総崩れというケースです。
間違えた時用の練習をしておく
そうならないために僕がオススメしてるのが、
わざと間違える練習です。
わざと歌詞を間違えて戻る練習
練習中に、
歌詞を間違えたり、忘れたりした時、
多くの人は一回演奏を止めて
「あっ、間違えた」とか言ったり、
もう一回やり直したり、最初からやり直したりします。
これはあんまり効果的じゃない練習例です。
もし歌詞を忘れた時は、
そのまま動揺せずに元の歌詞に戻ってくる練習がオススメ。
わざと歌詞を間違えて、
「お客さんにいかにバレずに戻れるか?」
的な練習をするとかいいですね。
ハミングやスキャット、アドリブを入れる的なものを入れて綺麗に誤魔化す練習とか。
練習はあくまで本番のためにあります。
ライブのミスを最小限にしてすぐに持ち直すためにも、
この手の練習をたくさんこなしておくのがオススメ。
ギター弦が切れた時の練習
歌詞を忘れてしまう同様に、
ギターボーカルの場合は演奏中に弦が切れてしまうというトラブルもあります。
これも事前の練習がオススメ。
練習中に弦が切れたら、
MCをしながら弦交換をしましょう。
ストラップを付けて立った状態のまま。
何回もやってるうちに慣れます。
次の曲の話、制作秘話みたいなやつを話したり、
SNSとか、告知とかの話をしてもいいですね。
何事もなかったかのように弦交換をしながら次の曲に繋くことが出来たら、見てるお客さんは「プロだな〜」と感じてくれるはずです。
ピンチをチャンスに変えた例
僕が以前見た大会の話です。
ボーカルの女の子が歌い出しの部分で転んでしまい、
会場もメンバーも「うわ…」ってなりました。
1曲勝負の大会。
その出だしで転けたので、会場は「可哀想に…」って空気になったんですよね。
ただ、
そこでボーカルの女の子は、そのコケたことを利用したパフォーマンスをしました。
それを見た会場は一気に盛り上がって
「おぉー!」です。
会場が盛り上がり、
それを見たバンドメンバーも一気に盛り上がり、
相乗効果で結果すごくいい演奏になりました。
そして、そのまま賞を獲りました。
トラブルを上手に乗り切ったことで、
逆にライブが盛り上がって評価が上がったんですよね。
まとめ
こんなケースもありますし、
歌詞を間違えたり、忘れたり、演奏をミスったとしても、そこで失敗とは限らないと思います。
大事なことは、
- 間違えた後どうするか?
- 間違えた時用の練習をしておく