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カラオケだと上手く歌えるのに、バンドだと上手く歌えない理由

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いつもはカラオケで歌ってる方が、
生バンドで歌うとその違いにビックリします。

カラオケと比べると、
バンドで歌うことって難しいんですよね。
ゲームで言うなら難易度がノーマルからハードに変わる感じです。

今回はその理由について解説しますね。
参考にどうぞ。

カラオケは機械、バンドは人間

大きな違いは、

カラオケは機械
バンドは人

です。
んな、当たり前やんって思うでしょうが、
これによって大きな差が出てきます。

❶ テンポが違う

人は機械と比べて、
一定のリズムをキープすることが難しいです。

感情や体調もありますし、
緊張をすると心拍数が上がます。

一般的には心拍数が上がるとテンポも早くなってしまいます。

バンド慣れしてる人だと色んなテンポで歌う経験を積んでるので対応できるのですが、カラオケの経験しかない方はテンポが変わると強烈に違和感を感じます。

ボーカルって、
いつも歌い慣れてるテンポが、たった1、2変わるだけでも歌いにくさを感じるんですよね。

対策

対策としては、
生演奏で歌うことに慣れるのが一番ですが、
カラオケのテンポコントロール機能もオススメです。
同じ曲を早くしたり、遅くしたりして練習することでボーカル力が鍛えられます。

❷ フレーズが違う

カラオケの場合は、
いつも同じフレーズが同じタイミングで聞こえてきますが、バンドはそうではありません。
人なので間違えることもありますし、弾くフレーズも毎回微妙に違うものです。

特によくあるのが、
イントロから歌に入れない、
間奏があけたところから歌に入れない、
とかですね。

決まったフレーズで覚えてる場合、
違うフレーズが聞こえてくると分からなくなっちゃうんですよね。

対策

対策としては、
小節数を数える訓練がオススメです。

音楽を聞きながらイントロや間奏の小節数を数えましょう。
口で「1、2、3、4」って言ったり、
手とか足で取ったりしながら。

その練習を繰り返すうちに小節数の感覚が体に染み付いてくるので、
楽器の人がいつもと違うフレーズを弾いても自然と入れるようになってきます。

ちなみに、
ほとんどの場合、4・8・16の小節数になってます。

カラオケは整音、バンドは素の音

カラオケは歌を気楽に楽しむものです。
そのため、歌が聞こえにくくなる楽器の音は小さく調整されてます。

主にドラムとかエレキギター、キーボードとかですね。
ボーカルをかき消してくる音量・帯域を持った楽器達です。

そのお陰で、
声量がなくても歌が掻き消されずに気持ちよく歌えるわけです。

それに対して、
バンドは楽器の生音を「せ〜の」で出す場所です。
整音されてない各楽器が主張し合います。

整音されてない状態は、
言ってしまえば音がグシャグシャな状態なので、自分の声が聞こえづらく音程も掴みにくくなります。

当然、
声量がなかったり、声の抜けが良くない歌は掻き消されてしまいます。

整音とは?

簡単に言えば聞きやすくする整えられた音。

  • 音量のムラを整えて平らにする
  • 耳障りな音の成分をカットする
  • 楽器ごとの音量バランスをとる

バンドで上手く歌うための対策

上でも書きましたが、
まずは生演奏に慣れることが一番だと思います。

あとは並行して、
ボイトレで喉の基礎力をあげて、声の抜けや、マイク乗りを良くしていくのがオススメです。

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Youki
YOU VOICE LABOの代表。 おかげさまで予約の取れないボイストレーナーをやってます。