バンドのスタジオ練習の時に
「自分の声が聞こえない」という悩みをよく聞きます。
- メンバーから、もっと声出してと言われる
- 楽器の音を下げてくれって思うけど言えない
的な。
ボイストレーニングは、
声量を上げたり、マイク乗りのいい声を作るためにあるんですが、どうしても時間がかかります。
今回は即効性のある方法を2つお伝えしますね。
参考にどうぞ。

ボーカルマイク持ち込みで対策
スタジオによく置いてあるマイクと言えば、
SHUREのSM58(ゴッパー)です。
ボーカルマイクの標準と言えますが、
スタジオに置いてあるやつは長年使用されててヘタってるケースもよくあります。
その場合は音の抜けが悪くなってるので、
どうしてもボーカルの声が聞こえにくくなってしまいます。
というわけで、
ボーカルマイクの持ち込みがオススメです。
スタジオでのバンド練習の時は、
僕はこの子を使うことが多いです。
最初に紹介したゴッパーのワンランク上って感じのマイクですね。
専門的な説明はSHUREさんの公式HPで見てもらえばいいと思いますが、オススメポイントは、
- 出力がでかい
- ハウリングしにくい
って感じです。
生徒さんにもよくすすめてるんですが、
「このマイクを使い出して、バンド練習の後の声の疲れや枯れが減った。」って声を聞きますよ。
スタジオのセッテイングで対策

ばりばりバンドをやっていた時、
お世話になっていたVictor のディレクターさんに教えていただいたことです。
「スタジオに入ったらまずスピーカーとアンプの位置を移動しろ。それぞれの音がモニター出来る環境で練習しないと練習の意味がない」
それ以降、スタジオに入ったら30分くらいかけて環境を作ることが癖になりました。
その環境作りの一部を紹介します。
4つのポイントに注意してください。
❶ ドラムから離れて立つ
ドラムの音はでかいです。
鍛えられてない声の場合、一瞬でかき消されてしまいます。
出来るだけ離れましょう。
スタジオのスペース問題で離れられない場合は、
ドラムに向かって左側に立つのがオススメ。
右側にはシンバル系(ハイハット・クラッシュ)や、スネアが集まってます。
これらはボーカルと干渉しやすいので左側の方に立つ方がいいです。
❷ アンプの延長線に立たない
ドラム以上にボーカルの声をかき消すのが、
エレキギターとキーボードです。
アンプは前に音を出す性質があるので、
その延長線上に立たないよう気を付けましょう。
画像のキーボードアンプのように向きを変えてもらうと効果的です。
キーボードアンプがなくミキサーを通してスピーカーから音を出す場合、
PANを使ってスピーカーL側に振ってもらうのもいい方法(画像のケースの場合)です。
ボーカルが聞こえるR側のスピーカーからは声以外の音が出てないことが理想です。
❸ スピーカーに向かって立つ
楽器のアンプは延長線に立たない方がいいですが、
自分の声が聞こえるメインスピーカーに対しては延長線上に立ちましょう。
向きがちょっとずれてるだけも、声の聞こえ方がぐっと変わります。
マイクがスピーカーの方に向くとハウリングが起こりやすくなるため、
スピーカーに向き合う立ち方がオススメです。
❹ スピーカーの位置は耳の高さ
向きと同様にスピーカーの高さも重要です。
自分の耳の高さにスピーカーのコーン(丸いとこ)が来るよう位置を上下しましょう。
スピーカースタンドは自分で高さが調整出来るようになってます。
ボーカル専用モニターを用意
もしくはボーカル専用のモニターを持参するのも手です。
このマッキーのモニタースピーカーは軽くて簡単に持ち運び出来るのにパワーもありオススメです。
自分の顔に向くように傾けて置いてもいいですし、
マイクスタンドに接続して高さ調整も出来ます。
スタジオでの使用方法
スタジオにあるミキサーの「MONITOR OUT」という穴から、
このアンプの「MIC 1」に接続してください。
「MONITOR OUT」はLR、2箇所あると思いますがどちらでも大丈夫です。
接続するケーブルはフォンーフォン。
5mくらいのやつを一緒に持っていくといいと思います。
あとはミキサー部の「MONITOR LEVEL」音量、
モニタースピーカー部の「INPUT」「MAIN」の音量を上げていけば、
スタジオのメインスピーカーからも持参したボーカルモニターからも自分の声が聞こえてくる環境になります。