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カラオケで歌うと「歌詞が聞き取れず滑舌が悪くなる」理由と解決策

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生徒さんからよく聞かれる質問。

カラオケで録音したら、想像以上に滑舌が悪くて歌詞が良く聞こえませんでした。
滑舌を良くするトレーニングってどんなのがあるんですか?

滑舌を良くしたいなら、
ベロを使ってあげる訓練と、裏声の分離がオススメです。

ただ、
今回はちょっと違う目線のアドバイスでいきますね。

❶ カラオケルームが問題かも

録音した歌の歌詞が聞き取りにくい場合、
もしかしたら部屋が原因かもしれません。

部屋の音響特性が悪いと、
いくら歌詞を明瞭に発音できてる方でも何て言ってるか分かりません。

ほら、お風呂で話しても聞き取りづらいでしょ?

基本的にカラオケルームは部屋の音響特性まで計算されて作られてはいません。
合わせてスピーカーやマイクも安価です。

しっかり対策をしてない部屋の場合、
形状や吸音等の問題で音響障害という現象が起きます。

それに関してはヤマハのこの動画が分かりやすいです。

特に歌に影響してくるのはブーミングですね。
中低音あたりの音が膨らんでくると、歌詞が聞こえにくくなってきます。

ミックスをする時でも中低音あたりの音をEQで下げてあげると、歌詞が聞こえやすくるように中低域は重要です。

生徒さんに録音テイクを聞かせてもらったら、
中低域が出過ぎててモコモコしてるってケースもよくあるので、カラオケルームの問題ってこともあるかもしれません。

そんな時は、
試しに広い部屋で歌ってみるといいと思います。

❷ 録音の仕方が問題かも

生徒さんに録音テイクを聞かせてもらったら、
「おー!なんか音が遠すぎてよく分からん」ってことも良くあります。

ってなわけで、
この2点も重要だったりします。

  1. 録音するスマホやボイスレコーダーを置く場所
  2. 録音するマイク

録音する場所

音が発生する場所から遠くなる程、
反射音を中心に拾って音像がぼけます。

なので、

  • 自分の目の前
  • スピーカーの前

に置くと、
ぼやけた音じゃなく輪郭のはっきりした音が録れます。

録音するマイク

最近はスマホのアプリで録音する人が多いですよね。
iPhoneの内蔵マイクはモノラルでの録音になるので、ステレオでの録音に比べると音が固まって歌が聞き取りにくくも感じます。

その場合、別売りのマイクを付けて録音することで解消されます。
個人的にはこのマイクがオススメで、僕も愛用してます!

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❸ 滑舌じゃなく発声かも?

「Aメロはちゃんと歌詞が聞こえる」

なのに
「サビになると怪しくなる」

のケースの場合は、
滑舌じゃなくて発声が問題です。

  1. サビになって音が高くなる
  2. 高音を出すために喉が上がる
  3. 支えるために声帯・喉周りに力が入る
  4. 言葉を作る筋肉の動きが阻害される

こういう流れとなるため、
喉を引き上げる力に拮抗する引き下げる練習や、
音程が高くなるほど声帯を薄くしていく練習が必要となります。

つまり、
いくら滑舌のトレーニングをしても解決にはなりません。

【裏声系の筋肉】歌うために必須の「前筋・後筋」の役割と鍛える方法地声・裏声ってワードは誰でも知ってると思います。 でも、 実際に喉の中でどんな筋肉が働いてるか? を知ってる方は少ないかと。 ...

最後に

他に、
リズム感が問題というケースもありますが今回は上記の3つに絞りました。

何にでも言えることですが、
問題が起きた時に原因をしっかり突き止めて、そこに対してアプローチすることが大事です。

ABOUT ME
Youki
YOU VOICE LABOの代表。 おかげさまで予約の取れないボイストレーナーをやってます。